何の写真か、お分かりですか。ねぎ、です。私が、冬から春にかけては、風が強い日に、風を避けて歩く山陰の散歩コースで見る畑です。ネギ等の栽培をしているのは、中年の女性で、時々見かけます。これだけ栽培しているのですから、勿論売り物にするのでしょう。ネギは、冬の寒さなんて、気にならない植物なのですね。

 ねぎは、英語では、welsh onion、または leek というそうです。まあ、いわゆる「西洋ねぎ」で、日本のねぎとは異なるのでしょう。

 前置きは、このくらいにして、今回は、ウクライナの国内状勢、日銀のマイナス金利解除、大谷選手の通訳がドジャースから解雇されたこと、の3点について書きます。 

 まず、ウクライナの国内の情勢です(3月17日の朝日新聞,4面の記事を参考にしています)。ロシアとの戦争は、長期戦となり、兵力、武力等は、ロシアが有利になってきているとされます。ウクライナでは、18歳から60歳までの男性は、出国が禁止されていて、いつ召喚されるか分からない、という状態になっています。22年2月24日のロシア侵攻以来、ウクライナでは、多くの男性が、志願して、兵役に就いてきました。しかし、戦いが長引くにつれ、死傷者も増え、新しい兵力も必要になってきました。また、侵攻当初、それ以後からの兵士にしても、長い兵役の中で、疲れ、傷つき、除隊を望む兵士も増えています。それでも、志願兵や現兵士には、「戦時体制解除まで」、除隊が認められないようなのです。(また、現在、議会で審議されている法案では、「兵役期間は36カ月」にとなっているそうです。)

 歴史上であっても、侵略された国では、多くの国民が起ちあがり、侵略国と戦わなければ、侵略国に支配されるようになり、命も暮らしも、どうなるか分かりません。ただ、ウクライナにしても、数年前から、親ロシア系住民との対立、内紛等はありましたが、ずっと平和な暮らしが続いてきていました。それが、急に戦時中に変わり、志願してくれ、軍隊に来てくれ、と言われても、すぐに対応できない男性も少なくはないはずです。また、女性は、志願しない限りは、戦線に行くことはありませんが、夫、父親、息子など、女性から見て、様々な男性が召喚されるわけで、女性にしても、寂しく、悲しく、そして辛いはずです。

 ゼレンスキー大統領や政府首脳が、ロシアに負けるわけにはいかない、なんとしても戦いに勝つのだと思っても、実際に戦うのは、兵士です。どんな戦いでも、兵力、武力に、優劣が大きくなれば、劣る方が負けることになります。私は、以前にも書きましたが、ウクライナとしては、停戦、終戦を目指すべきだと思います。勿論、悪いのは、ロシアであり、プーチンですから、「無条件降伏」などは、考えられません。ウクライナは、NATOに働きかけ、停戦交渉にも、直接、または背後からでも加わってもらい、ロシアとの交渉にあたるべきだと思います。

 米国においては、次期大統領には、トランプがなりそうになっていますし、現在でも、共和党は、ウクライナ支援に反対しています。また、欧州においても、「支援疲れ」に陥ったNATO加盟国が増えてきています。ウクライナが。NATO諸国から見捨てられることはないでしょうが、それに近い状態になる怖れもあります。そうならない前に、ウクライナは、停戦、終戦を目指すべきだと思います。国民も、同意するはずです。

 次は、日銀のマイナス金利解除についてです。この問題については、一般の国民にとっては、さほど心配することはないようです。前回のブログでも書きましたが、住宅ローンの利子、支払い等についても、大きな変動などはないようです。

 困るのは、政府や日銀などと言えるでしょう。21日の朝日新聞、4面の「異次元緩和11年目の転換1」の記事によると、2012年末に政権に復帰した安倍首相は、「輪転機をぐるぐる回して日銀に無制限にお金を刷ってもらう」と、語ったようです。第1次世界大戦後のドイツのように、明らかに誤った「経済政策」として、「アベノミクス」を始めたのでしょうか。私は、安倍首相のこの発言を覚えていませんが、首相周辺には、「経済ブレーン」も何人かいましたが、止めるどころか、安倍首相の背中を押すだけだったのでしょう。その結果が、「国と地方の債務残高は2024年度に1300兆円を突破」(毎日22日毎日新聞社説)という見通しになっているのです。勿論、故安倍氏ひとりの責任ではありませんが、「アベノミクス」という、言わば幻想を日本社会にもたらしたことには、大きな責任があると思います。氏は、自身の政策の結果を見ることなく、世を去ることになりましたが、残された政府、日銀の首脳等には、「巨大な借金の清算」という大きな課題があるわけですから、最大限の努力、工夫をしてほしいものです。仮にも、借金の増大などの事態を招かないようにお願いします。

 最後は、ドジャース、大谷翔平選手の通訳を務めていた水原一平氏が、ドジャース球団から解雇された問題についてです。ネットや新聞の情報によると、水原氏が、カリフォルニア州内のスポーツ賭博を行い、違法賭博のブックメーカーに450万ドル(約6億7950万円)を送っていたようです。しかも、その金銭は、大谷翔平選手の口座から送られていたということです。水原氏は、大谷選手に頼んで、その金額を送ってもらったと言っていましたが、その後、「その送金の事実」を否定したりしているようです。大谷選手の弁護士は、「翔平が窃盗被害に遭った。当局に問題を引き渡した」と語ったそうです。

 事実は、後日に明確になるでしょうが、一応、今の時点での推理をしてみます。ブックメーカーが、大谷選手の口座から送られたと言っているようで、それは、事実でしょう。そうであれば、大谷選手本人が送ったか、または、水原氏が、大谷選手の口座番号やパスワードなどを知っていて、大谷選手の許可なしに、パソコンにより送ったかのどちらかです。私は、水原氏が、ただの通訳以上に大谷選手に近い存在だと思いますが、大谷選手も、送金のパスワード等までを、水原氏に知らせたり、使わせたりはしていないと思います(ただ、金銭は、いくらでもあるような大谷選手ですから、水原氏が使えた口座があったとしても、あり得ないことではありません)。そうであれば、水原氏には、送金はできません。水原氏が言ったように、大谷選手に頼んで、450万ドルという大金を(もらうようなかたちで)送ってもらったはずだと思います。この場合、大谷選手は、カリフォルニア州の「州法」等に違反することはないはずです。水原氏の依頼を受け止め、代わりに「借金」を送金してやったわけで、その行為を「違法」とする法律は、あり得ないと思います。

 いずれにしても、テレビでよく目にする水原氏は、大谷選手のために献身的に行動する、すばらしい通訳と思っていましたが、人間というものは、見かけだけでは分からないものだなと思いました。ギャンブルをする人は、多くの国に、大勢います。そのギャンブラーが、すべて際限のない賭けを行っているわけではありません。ギャンブラーが、悪人とは限らないわけです。ただ、自分には払えない大金を賭け続け、負け続けてしまう人物は、否定されるべき人物ということになるでしょう。水原氏には、その辺の自制をしてほしかったと思います。

 大谷選手は、周囲の人間には、信じられないくらいの収入があり、預金額等も信じられないくらいの金額でしょうから、今後も、通訳等には、注意するべきだと思います。まあ、金銭管理の方は、奥様に任せればいいのでしょうが、野球関係では、奥様にやってもらうというわけには、いかないことと思います。これから、まだ何年も活躍していくのでしょうから、野球関係などは、通訳を通さなくても済むようにするべきだと思います。大谷選手は、米チームへの在籍が長くなったわけですから、野球に限ってならば、もう通訳などいらないのではないでしょうか。実際、通訳がいない方が、英会話は上達します。通訳なしで、野球をするほうが、よいとも思われます。

 日本人から見ると、大谷選手は、間違った行動などはしないように見えますが、米国内では、違法賭博をしていたのが大谷選手で、水原氏は、代わりに犯人になっているという見方もあるようです。事実、翔平を逮捕しろという声も出されているようです。大谷選手が、違法賭博をやっていたから、自分で送金をしていたのだという決めつけも行われているようです。ともかく、早く事実が明らかになるよう、願うしかありません。(大谷選手、水原氏についての記述は、23日、10時30分時点でのものです。)

プーチンはなお続ける気自分でも高齢病気気にしてないか

独裁者プーチンどのも七十一それがせめての救いとなるか

この国の借金減らす人なんか誰もいないよ次の首相か

内閣は際限のない財布持つ後のことなど知っちゃいないよ

大リーグなぜ高額の年俸が払えるのかな客多くない

入場料なんて関係ないのかな米国資産やはり巨大か

大谷のそばで暮らせば賭け事で増やさなくてはとも思うかも