今週は、いい写真がありませんでした。遠くまで出かけることが少ないからです。また、以前の足利フラワーパークのように、写真を写すために出かけてみたいと思います。そんな中で、今週の写真の意図は、桜が、花の時期以外は、いかに目もかけられないかと言うことを示したかったのです。正面に見える木々は、桜です。曇り日(25日 )の午前中のため、暗い写真になってしまいました。4月1日投稿のブログでは、桜の花がきれいだった場所です。でも、桜は、愛でられる期間は短いけれど、心の底から、多くの人々に愛でられるからいいなと思います。多くの人々は、短い期間であっても、桜のように愛でられることはありません。(別に愛でられることなんかなくてもいい、と思えばいいですよね。)

 今週は、先週に続いてG7のこと、特に核についての姿勢、態度等についてと、マイナカードの問題、市川猿之助が事情聴取を受けていることの3点について書きたいと思います。

 まずG7のことです。19日に、7カ国の首脳が、原爆資料館を訪問した際の様子が、24日の朝日新聞朝刊の1面に書かれています。その記事をもとにして、私なりの感想を書いてみます。G7の各国首脳も、個人として、資料館に入れば、様々なことを思うでしょう。唯一の被爆国、日本の広島が、いかに悲惨な、むごい、攻撃を受けたかがよく分かるでしょう。約77年前のことですが、なぜ米国は、これほどひどい被害が出る原爆を投下したのかと思った首脳もいたことでしょう。岸田首相としては、「核兵器のない世界」を実現したいと言う思いを、各国首脳に伝えられたと感じたことでしょう。広島県出身の岸田首相としては、十分な成果を得られたと考えたことと思います。

 かつての世界であれば、少なくとも、米国とソ連が、核兵器の削減を図る交渉をしていた頃であれば、広島でのG7の会合は、大きな意味があったことでしょう。しかし、現在の世界は、核兵器を持つ国は、さらに数を増そうとしていますし、現在、所有していない国でも、何とか核兵器を手に入れたい、製造したいと言う国が増えています。また、プーチン大統領のように、核を使用するぞと、ことあるごとに脅す人物まで、出てきています。こうした世界の状況からは、核兵器を減らそう、なくそうと言うだけでは、世界の平和は守れないということになります。G7の核所有国、米、英、仏の3カ国が、核兵器の使用は絶対に許さないという姿勢を示し、ロシアや中国等の国の核使用を阻止していくことこそ、3カ国の最大の役割になると思います。

 そのような事情から、例えば、G7の首脳の資料館訪問に関わった、日本の被爆者の方々、関係者の方々のなかにある、G7が「核廃棄を目指そうとしていない」という不満、批判等は、仕方のないことという気がします。いわゆる「権威主義国家」のいくつかが、廃棄どころか、手持ちの核兵器を増やそうとしている、そして使用まで言及している状況で、民主主義国家のG7の中の3カ国が、廃棄を目指すことは、危険で、あり得ないことになるのは、やむを得ないのではないでしょうか。

 次は、マイナカードについてです。私は、カードを申請する気はありませんでしたが、2万円分のポイントがもらえるというので、動揺してしまいました。携帯で申請ができるというのですが、面倒だし、どうしようか、考えていたのですが、結婚して、近くに住んでいる娘から、手続きをしてくれるという話があったり、妻も、かなりできると言っていたりしたので、ふたりに頼むことにしました。勿論、私だって、その気になれば、できないことはないと思いますが。

 申請をしてもらいました。やがて、市役所でカードを受け取りました。そうしたら、私の写真が、気に入りませんでした。携帯で写して、その写真をカードの申請に使うということで、表情で言えば、うつむき加減だし、また明るさが、かなり暗いし、謝罪しているのかと言うような写真だし。まあ、それは、写す方にも非があるので、このくらいにしますが。次は、有効期限の数字が、マジックペンによる手書きなこと。2027年と書いてありますが、西暦を書くスペースが狭いため、2027が斜めに書かれていること。ともかく、手書きというのは、どうにかならないものかと思いました。また、24日の朝日新聞、2面でも、全面を使って、マイナ保険証で、他人の情報が入力されていたこと、コンビニの交付サービスで、他人の住民票が出てきたこと、公金を受け取るための預貯金口座を、他人のマイナカードに登録してしまったこと、等々の事例が紹介されていました。様々な誤りは、全国的に見れば、数としては、決して多くはないともいえますが、ポイントまで与えるという国の信じられないような、あわてたような推進の事業の中で、混乱が起きていては、国民としては、国は、政府は、市町村は、何をやっているんだという不満や批判を高めるのは、当然のことと言えるでしょう。デジタル省まであるというこの国で、推進する国が、混乱を生んでいるようでは、残念なことと言わなければなりません。こんなことなら、マイナカードなんて、作らない方がよかったのではないかとも言いたくなります。

 次は、市川猿之助の心中の問題です。今までの警察による聴取、報道等から、猿之助は、「女性セブン」という週刊誌に、「自分のパワハラや性加害」について書かれることを知り、5月17日から18日にかけて、父母と3人で話し合い、心中することになったようです。最近は、ほとんど寝たきりだった父親、そして夫の世話をしていた母親は、猿之助の話を受けて、心中する気になったのでしょうか。また、猿之助は、両親の死を確認してから、自分も死ぬつもりだったのでしょうか。

 私は、猿之助には、もう少し「強さ」がなかったのかと思います。とにかく、いずれの世界においても、第一線で活躍している人は、何かあると、週刊誌等にあれこれ書かれるものです。書かれてほしくないことでも、週刊誌は、「売る」ために、書いて、発行してしまいます。しかし、「たかが週刊誌」です。何を書かれても、後で、反論するなり、事実でないことが書かれたりしていたら、名誉棄損等で、訴えたりすれば、いいことです。それを、書かれるから、「もう、だめだ。死ぬしかない」などと思ったら、あまりにも悲しいことになってしまいます。また、両親にしても、高齢で、夫は寝たきりという状態であったとしても、息子から、心中を持ちかけられたら、「そんなことで、負けるな。心中なんて、とんでもない。私たちもしっかり手伝うから、強く対処しなさい。」というように、言ってほしかったと思います。歌舞伎界の役者は、あまり批判されることがないので、歌手や俳優、スポーツ選手等に比べると、批判に弱い傾向があるそうですが、それも程度問題です。今は、小児から高齢者まで、どんな批判や嫌がらせ、いじめ等を、いつ受けるようになるか分からない社会になっています。誰にでも、ある程度の強さが求められるようになってきています。

 亡くなったご両親は、誠にお気の毒というしかありません。猿之助は、警察に対して、事実を話し、法による裁きを受けるしかありません。

また事件四人も犠牲犯人は投降をする自分は死なず

四丁も銃を持ってる男とは許可の判断甘すぎないか

パトカーの警官だって撃たれると思うはずなし避けられないよ

悪い奴自分の悪さ棚に上げひとの「悪さ」は激しく責める

マイナカード行政側の利点だけ狙ったもので本来不要

世界ではマイナカードのようなもの使ってる国多いのかねえ

子供への手当ほんとにうらやまし貧しい時代生きた我には

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 先週のブログについては、27日10時の時点で、アクセス数が13,591になりました。最近は、10,000を切るか超えるかという数だったので、久しぶりに多くの数になり、喜んでいます。いつも書かせていただくことですが、書く準備にかなり時間がかかるため、コメントへの返信がなかなかできません。また、コメントも、毎週たくさんいただくので、なかなか返信が間に合いません。申しわけございません。