
ウラジーミル・プーチン氏の写真です。ヤフー上の写真を使わせてもらいます。よろしくお願いします。今週は、プーチン氏の置かれた政治状況、高市首相関連の誹謗・中傷動画等の2点について、書いてみたいと思います。以下、敬称は、なるべく略します。
初めは、ロシアのプーチン大統領の置かれた政治状況についてです。いささか、以前の新聞の記事を参考にして書くので、申しわけありませんが、5月12日の JAPAN NEWS(読売新聞社発行)に、プーチンの記事が出ていました。私は、同紙は、時々コンビニで買うくらいなので、プーチンの記事は、たまたま最近になって、読みました。かなり長い記事ですが、興味を惹かれる内容でした。ここでは、印象に残った内容を、書いてみたいと思います。筆者は、Marc Bennetts という人です。
プーチンは、現在、73歳です。(ロシアの)憲法によれば、彼は、2036年まで、大統領でいられることになるそうです。あと、10年、83歳までです。その時、彼は、後継者に譲るか、または、自分が続けるか、どちらかになるようです(勿論、彼が、生存するとしてです)。
彼は、2022年2月にウクライナへの侵攻を始めました。プーチンとしては、自分の名前が、偉大なリーダーとして、ロシア史に残るだろうと考えたようですが、彼の26年の治世の中で、やりそこなった侵攻になってしまいました。「絶対に間違わないリーダー」としての顔を、つぶしてしまったのです。
プーチンは、2025年のある日に、「私は、私の後は、ロシアを誰にみてもらうか、いつも考えている」と語ったそうです。ただ、誰かなどは、口に出さないそうです。アナリストなどは、何人かの名前を出します。プーチンの元ボディ―ガード、モスクワ市長、副首相等々です。引継ぎの時期は、危険が伴うとされているようです。プーチンが、官邸を去ると、(プーチン自身が)不正行為や犯罪に巻き込まれるだろうと、評論家は、語るそうです。プーチンには、身の心配があるだろうというのです。新しい大統領の権威のためには、プーチンの存在が、差し障りになるだろうからというのです。
ロシア人男性の平均寿命は、68歳です。プーチンは、上記のように、現在73ですが、彼の健康状態は、ワールドクラスで、しかも、ほとんど「飲まない」そうです。よく重病説が出されますが、根拠はないようです。プーチンと習近平とは、昨年、北京で、語り合ったそうです。人間の諸器官は、必要なら、移植されるし、長く生きれば生きるほど若返るし、不死だって可能になる、と。
独裁者には、それなりの哲学、人生観があるということでしょうか。プーチン、習は、それぞれ大統領、主席の任期を変更させ、実際には、望むだけの大統領、主席の任期が可能になりました。勿論、ロシア、中国とも、特に両名に近い役職の者には、不当だ、勝手だ、独裁だという不満、批判があったでしょうが、口に出せば、解任されるのは勿論、身の危険まで、迫ることになったでしょう。
考えてみると、私のように、全くの無名の者が、国の首相について、あれこれと書くことができる、日本という国は、確かに、「よい国ではある」のかも知れません。
次は、高市首相陣営からの、他の総裁候補、政党への誹謗・中傷の問題についてです。高市自身が、自分の陣営では、誹謗・中傷の動画など、投稿していないと言い続けているので、私としても、ブログで、書き続けるしかないという気になります。高市が、いくら、否定の発言をしても、高市陣営が、動画をSNSに投稿していないとは、言えません。それは、週刊文春の記事、動画等の公開により、明らかであると言えます。また、動画等の作成、投稿に関わった松井健氏が、文春の記者、そして文春の会社にまで、認めているからです(文春の記事等は、ほとんどは、松井の発言を元にして、書かれています)。
昨年の9月の自民党総裁選、そして今年の2月の衆院選の際に、SNSに大量に投稿された高市陣営の誹謗・中傷動画は、極めて多くの国民に見られ、多くの国民の意識に大きな影響を与えました。そして、総裁選では、3番手くらいの票数獲得かと見られていた高市をトップにさせ、衆院選では、立憲民主党と公明党が合体した中道改革連合を、僅か49議席にさせ、自民党には、316議席を確保させたのです。この結果には、残念ながら、誹謗・中傷の動画が、大きな役割を果たしていることは、否定できないと思います。
実際、週刊文春のGW特大号が、発売されると、総裁選、衆院選では、誹謗・中傷の動画が、両方の選挙に大きな影響を与えていたことが明らかになりました。松井健の「告白」が、記事の中心になっており、記事を、「否定できない事実」にさせたのです。
高市の第一秘書であり、事務所長の木下剛志は、まさに「晴天の霹靂」を味わったことでしょう。さらに、高市は、地球が崩れ去るかのようなショックを受けたことでしょう。どこが、そして誰が投稿したか分からないはずの動画について、週刊誌にすっぱ抜かれてしまったのです。しかも、週刊誌に「告白」したのは、動画作成の中心人物であった松井健だったのです。さすがの木下も、こんな未来が待っていたとは思わなかったことでしょう。
松井は、なぜ、文春に洗いざらい、話してしまったのでしょうか。それは、高市、木下は、すぐに考え付くはずです。事務所長は、OKしていたはずの「サナエトークン」を、高市首相が、「知らない、関知していない」と発言したために、サナエトークンは、暗号資産として、通用させられなくなってしまい、発行責任者とも言うべき松井は、大きな損害を出してしまうことになったのです。通常、国会議員の事務所長が、OKを出していれば、その国会議員が、それを否定することはないでしょう。そんな「事務所」では、どんな交渉さえも、できなくなってしまいます。
松井は、高市事務所の「対応」に、驚いたことでしょう。サナエトークンを流通させ始めていたのに、あわてて、ストップしなければいけなくなったのです。相手側が、一国の首相であっては、泣き寝入りをするしかなかったのでしょう。彼は、そして、彼の関係者は、どの程度の損害を出したのでしょうか。
松井にすれば、総裁選、衆院選を勝たせてやったのに、自分側の「都合」は考慮してくれない高市陣営に対しては、恨みを持ったことでしょう。その気持ちは、私なども、よく分かる気がします。そこで、松井は、どのように進めたか、私にも分かりませんが、週刊誌発行の文芸春秋社と接触することになったのでしょう。文春側にすれば、高市の言う「国論を二分する」ような、記事になると思われたことでしょう。
松井は、高市側からは、激しく非難されたことでしょう。首相という、まさに国のトップの地位にある高市が、転がり落ちそうな目にあっています。それこそ、「どうするのよ」と、責められたかも知れません。松井は、文春の号が重なるにつれて、動画の作成、投稿等は、高市事務所に頼まれたからではなく、自主的に行ったものだなどと言い始めましたが、もう遅すぎます。すべては、日本社会の中に流れてしまったのです。
高市本人が、いくら、動画を作成していない、投稿もしていないと言っても、もう意味がありません。確かに、高市事務所からのパソコン、スマホによる作成、投稿はないかもしれませんが、他所からの作成、投稿であっても、高市陣営の作成、投稿となり、否定することはできません。何物をも恐れない高市首相も、そしておそらく「優秀な国会議員秘書」、「首相秘書」と自認していたであろう木下も、まさか協力者が、背を向けるとは、考えられなかったことでしょう。でも、それは、サナエトークンに対してのあいまいさが招いた結果なのだと、思い知るべきことではないでしょうか。
さらに追記します。29日の毎日新聞の4面に、高市の「不快感」を表わす写真付きの「大変心外」という見出しがついた記事(コラムのような)が、ありました。28日の参院厚生労働委員会での高市の答弁が、いくつか、書かれています。高市は、同陣営が作成、投稿したとされる誹謗・中傷動画について、次のように語ったそうです。「まるであったかのように印象づけられるのは大変心外」、「総理大臣としての信頼に関わる」、「事務所崩壊に至るようなことが公の場で取り上げられている」と。さらに、対立候補を批判しないことが自身の「主義であり、矜持だ」と強調したそうです。
この「ご発言」に対しては、上記の拙論で、済むと思いますが、やはり、いくつか、「反論」しておきたいと思います。首相は、では、「自陣営による作成、投稿は、なかった」というわけですね。今でも、そうですか。「信頼に関わる」とか「事務所崩壊に至る云々」とか、言いますが、なぜそういう心配が起こったのですか。動画作成、投稿が、ばれてしまったためです。
あくまで、否定するのであれば、文芸春秋社を、名誉棄損、侮辱等で、訴えるべきです。忙しいなどと言っていられないはずです。でも、訴訟は、無理でしょう。勝訴の見込みは、まずありません。首相を続けたいのであれば、ずっと、心外だ、心外だ、やってない、やってない、と言い続けるしかないでしょう。次の自民党の総裁選挙では、さすがに、別の人が選ばれるでしょうが、それまで、1年3カ月くらいあります。
プーチンも習近平も不死までも可能だなどと思ってないだろ
独裁者確かにずっと生き抜いて思う限りを続けたいだろ
泥棒が盗っていないと叫んでも証拠があれば逮捕されるよ
作成や投稿などは自分らでできなきゃだめさよく分かったでしょ
トランプも米国支配さえできず高市もまたこの国できず
首相なら秘書におこられたと言うな秘書さえ指導できずどうする
毎日新聞掲載拙詠
世襲かと思わる職が多くなり若きに無力感ひろまりゆくや
(2015.5.18)