7日の夜から8日の午前10時頃まで、雪が降りました。上の写真は、私の家の近くの梅の木に雪が降り積もった様子です。梅の木には、まだ少しですが、花が咲いていました。その花も、雪に覆われて、「雪の花」に変わってしまいました。2枚目は、犬を連れて散歩に行った川沿いを写したものです。我が家の犬も、雪が大好きのようでした。雪の中を走り回っていました。散歩に行った時は、カメラは持って行きませんでした。散歩後に、また出かけて、写したものです。

 8日は、日本では、衆議院という議会(下院のような議会)の議員選挙の日でした。私は、付近の道路の雪が融けて、走れるようになったころ、車で、投票に行きました。

 今回は、この衆議院の選挙と結果の1点について、書いてみたいと思います。以下、敬称等は、なるべく略します。

 いつも書きますが、このブログは、多くの外国の方々が読んでくださっているので、外国の方々にも分かりやすく、またあまり細部には触れないようにして、書きたいと思います。

 選挙前までは、自由民主党(自民党)と日本維新の会(維新)が、連立を組み、衆議院の定数465名のうち、233名で、やっと過半数を超える状態で、政権についていました。自民党は199名、維新は34名でした。自民党の高市早苗(女性)党首は、自民党が、独自に行った調査等を参考にして、首相になってから3カ月と少しなのに、衆議院を解散し、選挙に持ち込むことにしたのです。いくつかの野党は、急な選挙には、対応できない、または対応しにくいと見たり、また党の調査によれば、260以上の議席がとれるとなっていたりで、解散の判断をしたのです(日本では、法律上よりも、慣例上、首相に解散権があるとされています)。

 解散前は、議員が148名の立憲民主党、24名の公明党が、「中道改革連合」(中道)という新しい党をつくり、選挙に臨むことになりました。公明党は、高市首相が誕生する際、20年以上連立を組んでいた自民党とは、連立を解消していました。彼女の右翼的傾向等に耐えられなかったようです。公明党は、創価学会という宗教団体が発足させたものであり、289ある小選挙区では、どの選挙区でも、少なく見ても、1万から2万の票があると言われていました。ですから、私なども、中道が、比較第1党になるかも知れないと思いました。日本のかなりの政治評論家等も、そう考えていたようです。

 期日前投票もありますが、8日に全国で、小選挙区、比例区の投票が行われました。多くのマスコミは、事前の調査、状況把握等々から、自民党、維新の過半数超え、300議席超え等の可能性を発表していました。選挙終了の8日、午後8時になると、2党の300超え等が、どのテレビ局でも、予測として、出されました。テレビ局等は、各選挙会場に社員等を行かせ、投票を終えて、帰る人に、誰に入れたか、何党に入れたか、聴かせるのです。「出口調査」と言います。聴かれると、かなりの人が、正直に答えるようです。ですから、この調査を集計していくと、選挙終了の午後8時までには、当落の「予測」が、かなり正確に出されるのです。

 結果は、次の通りです。自民党 316 維新 36 中道 49 国民民主党 28 

参政党 15 みらい 11 共産党 4 その他 6

 なんと自民党は、3分の2を超える316名です。維新の36名を加えると、与党では、352議席となりました。中道では、立候補者は236名で、元の立憲民主党の党員は、当選者がたったの21名、元の公明党は、28名全員が当選となりました。これは、公明党は、比例区の順位が上位になっていたからです。立憲民主党だった人では、実に187名が落選したのです。

 自民党の大勝利は、高市早苗の人気のせいだと考えられています。実際、選挙前は、199議席だったのですから、それ以外には、考えられないと言えるでしょう。あるスポーツ新聞の記事によると、高市が「未来は自らの手で切り開くもの」と語る動画は、YouTubeで、1億回を超える再生を記録したということです。(こんな並みの発言を、ありがたがる人たちも、どうかと思います。私などは、高市については、前回のブログでも書いたように、存立危機事態の国会答弁、勝手な衆議院解散、党首討論の欠席等々から、首相としての資質その他に欠け、首相としてふさわしくないと考えています。しかし、高市は、特にSNSを駆使する層からは、圧倒的な支持があるようです。)今となっては、首相に再選される高市の「政治」を見ていくしかないと思っています。おそらく、かなりの失政が出ると思います。ただ、巨大与党という数の力、また側近、閣僚等の助言、援助により、しばらくは、政権が、「まともに進んで行く」ことでしょう。

 中道の敗因についても、触れておきたいと思います。上述のように、公明党は、自民党との連立を解消していました。ですから、自民党からの「配慮」がなくなるわけですから、従来のように、いくつかの小選挙区での当選も、無理になりました。比例区で、戦うしかないのです。立憲民主党と公明党の幹部同士が、どんな話をしたか、分かりませんが、中道としての決定(元の公明党の候補者は、各比例区の上位となる)は、公明党にとっては、100%満足のものでした。立憲の幹部は、各地の小選挙区で、元立憲の候補者が、十分に戦えると思っていたからこそ、比例区上位を、元公明の候補者に譲ったわけでしょう。まあ、いずれにしても、立憲、公明共に、自民の大勝は、予想できなかったわけで、仕方のないことかと思います。ただ、私としては、元立憲の当選者21名は、中道の解消を図り、元の立憲に戻った方が、今後のためになるだろうと思います。衆議院の議員数が、21対28になるだけではなく、公明党の背後には、創価学会という宗教の巨大組織があるわけですから、そっくり飲み込まれてしまう恐れがあります。

 また、世界的に見ても、左派、右派の違いがはっきりしなくなったという傾向があります。社会主義対資本主義という左派、右派という見方は、今では、現実的ではありません。あえて言えば、低所得層寄り対高所得層寄りというのが、現代の左派、右派の違いかと思います。ですから、日本国内においても、左右よりも、政党の信頼度を重視して、支持政党を決める人々が多くなっている気がします。

 自民党は、最近まで、「裏金」や「巨額献金」のために、国民からの厳しい批判を受けていたのですが、維新の公金還流、国民健康保険税の減額等の不祥事、参政党のやや無理な「外国人批判」等々から、「まだ自民の方がいい」と思った人たちの支持も得られたのでしょう。

 自民党、維新の党員、支持者には、10日の朝日新聞の天声人語の一部を示しておきます。勿論、読んだという人も多いでしょうが、改めて、心にとめておくべきです。「自民の比例の得票率は36%で、2100万票。6割以上が別の党を選んだ。投票用紙に自民と書いたのは、5人に1人にすぎない。」(趣旨)。現在の選挙制度の「死票が多い」ことについても、書かれていますが、私も、そこまでは、書き加えません。

 何もしていないけれども解散か高齢女性アイドルなんて

 国会で首相になっている者がいいかどうかと図るは茶番

 口先の「政治」は止めよ国債に頼らず積極やって見せろや

 唯一の派閥の長は先見の明があるのか高市推して

 自民党維新抱えて進んでね今更出てけなどと言えない

 維新には連立やめる道もある自民なんぞにすり寄るのかよ

 毎日新聞掲載拙詠

 自殺する練習などをさせられたいじめがかつてあっただろうか

 (2012.8.6)