

埼玉県熊谷市内の「荒川」という川の土手の「菜の花(アブラナ)」を写しました。妻が、「菜の花がきれいな所があるのよ」というので、一緒に行ってみることにしたのです。犬のララも連れて行きました。私は、いろいろな川の土手に咲いている菜の花を見てきましたが、こんなにびっしりと土手全体に咲いているのを見るのは、初めての気がします。河川の管理をする建設省や埼玉県では、菜の花の勢いに押され、「妥協」してしまったのでしょう(普通は、土手には、芝か芝のような草が育つようにしていて、菜の花とかタンポポとかは増やさないようにしているようです。土手の土が、崩れやすくなってしまうかららしいです)。でも、このようなすばらしい菜の花がたくさん見られるのなら、「妥協」も、「英断」になるかなと、私は思いました。
長くなりますが、菜の花は、英語では、rape blossoms と言い、ヨーロッパには多いそうです。ただ、英米人にはなじみが薄いそうです。rapeは、誤解されるので、mastard flower とか canola flowerとかとも言われるそうです(「学研」の和英辞典より)。
今回は、米国とウクライナとの高官協議等について、2011年に起こった東日本大震災及び原発事故について、追加で、石破首相の10万円の商品券問題について、書いてみます。
まず高官協議についてです。12日付の讀賣新聞、1~2面の記事を参考にします。協議は、11日にサウジアラビアの西部、ジッダで行われたそうです。米側はルビオ国務長官、マイク・ウォルツ大統領補佐官、ウクライナ側はイェルマーク大統領府長官、シビハ外相、ウメロフ国防相が出席したそうです。米側としては、鉱物資源の協定への署名、ウクライナが、ロシアに対して譲歩する考えがあるかどうか、またゼレンスキー大統領が退任する動きがあるかどうかなどを確認したいようです。ウクライナ側としては、米国との関係の修復、米国の軍事支援と機密情報共有の再開などを図りたいようです。
以下、13日の讀賣新聞、朝日新聞の記事も参考にして、書いていきます。上記の協議は、9時間に及んだそうです。結果としては、双方の主張を、双方が受け止め、合意が成立しました。米側は、「30日間の即時停戦」を提案しました。ウクライナ側は、「空と海の部分停戦」を主張したようですが、米側主張の「地上」も含めた停戦を受け入れました。勿論、ロシアの同意と順守が条件となり、場合によっては、期間を延長することもある、となりました。米側は、ウクライナの同意が得られたので、軍事支援、機密情報の共有をすぐに再開するとしました。その他、ウクライナが望む「安全の保障」については、持続的な平和に向けて、交渉を始めるとしました。また、ウクライナ国内の鉱物資源の協定については、双方が、できるだけ早く締結するということになりました。
このところのロシアとの交戦では、押され気味のウクライナは、米国の軍事支援、機密情報の共有がぜひとも必要であり、米国案を飲むしかなかったという状況だったとされますが、ウクライナにとっても、「よい条件」での合意であったと言えると思います。2月末の米ウ会談では、激怒してしまった米側、トランプ側でしたが、トランプへの側近等からの進言等もあったのか、ウクライナの「放棄」にならず、よかったと思います。
米側では、ウィトコフ中東担当特使が、今後ロシアを訪問し、プーチン大統領と会談し、ウクライナとの同意事項などを伝えることになるようです。ただ、ロシア側としては、現在、戦況は有利にあり、停戦を受け入れる「メリット」がないとも見られていて、停戦が実現するかどうかは分からないようです。その上、プーチン大統領は、ウクライナに対して、占領地は現状のまま(ウクライナ軍は撤退せよ)、ウクライナのNATO加盟は認めない(中立化)、防衛力を最低限とする(非軍事化)、親欧米路線を放棄する(非ナチ化)という、「わがままな要求」をしており、停戦にすんなり応じる可能性は低いと見られているようです。ただ、新聞等によると、現状のロシア経済は行き詰っていること、軍人の死者、負傷者の際限のない増加等もあり、さすがのプーチンも、「停戦は頭にはない」状態ではないので、すぐにとはいかなくても、停戦が実現する可能性もあるようです。(トランプの「ゴルフ」についても、書こうと思っていましたが、彼の「政治力」が発揮されそうでもあるので、止めておきます。)
次は、2011年に起こった東日本大震災、それに伴う福島第1原発の事故について書きます。大震災を起こすことになった地震は、宮城県の牡鹿(おしか)半島の東南東130km付近で起こりました。マグニチュードは、9.0だったそうです。被害が大きかった岩手県、宮城県、福島県の3県でも、地震による家屋の倒壊は、それほど多くはありませんでした。様々な施設、建物等は、ほとんどが津波によって損壊させられたようです。
改めて、当時のニュース等で、大津波の様子を見ましたが、信じられないような高さ、海水の多さでした。陸地に流れ込んでくる津波は、家や車などを壊し、流しています。中には、人が乗っているような車もあります。高台などにいた人も、誰かを助けることはできません。ただ、恐ろしい津波を目にするだけです。
地震や津波だけでも、多くの人が亡くなったり、行方不明になったりしました。また多くの施設、建物等々が壊されたり、流されたりしました。しかし、さらに困ったことが起こりました。福島第一原発も、高い津波に襲われ、電源が破壊されてしまったのです。そして、放射性物質を冷やす水がなくなり、放射性物質が、空気に触れるようになってしまったのです。
東電は、「1号機はなぜ過酷事故に至ったか」を文書で説明しています。ここでは、ごく簡単に書きます。11日の大地震の後、すぐ制御棒が挿入され、設計通り、原子炉は停止しましたが、地震のため、電源は喪失しました。しかし、非常用復水器が作動し、炉心の冷却が始まりました。ですから、地震だけであれば、過酷事故は、起こらなかったはずなのです。しかし、約50分後に大津波が襲来し、原子力発電所の内部にも入ってしまったのです。すべての電源が喪失しました。その結果、格納容器から漏れ出した水素が、原子炉建屋上部にたまり、引火して、水素爆発が起こり、建屋の屋根等が吹き飛びました。また、溶解した炉心が圧力容器内の底を貫通して、格納容器に落ち込んでいったのです。格納容器の底には、現在、約880トンの放射性物質がたまっているとされています。しばらく前に、取り出しの作業がようやく成功し、約7gが取り出されました。現在は、その7gのものについて、調査が行われているようです。ただし、全部取り出せるのは、何年後になるかは分からないようです。
東電では、かつて、巨大な津波が原子炉を襲うという事態も、想定したことがあったようです。しかし、そんな津波など来ないよということになったのでしょう。ありもしない事故に備えて、防水の設備にすることなどないということになったのでしょう。東電の事故時の3幹部は、事故の原発の不備を問われた告発などを受けて、裁判が続いていましたが、ついこの間、2幹部(1名は、死去している)は、無罪という判決が出されました。
福島原発の廃炉は、この先、何年後に実現するか分かりませんが、政府や財界などは、やはり原発の稼動は「不可欠」として、再稼働させたり、新規の原発などを稼動させたりすることを考えているようです。太陽光や風力の発電などでは、当てにならない、ということなのでしょう。政府や財界の人物となると、もしもまた福島原発のような事故が起こっても、廃炉にすればよい、他の地に別の原発をつくればいいんだと考えることと思います。事実、事故が起こっても、困る人は少ない、つまり住人の少ないところに原発を造っていますよね。さらに言えば、事故が起こっても、自分たちが困ることはないとも思っていることでしょう。
最後は、追加で、石破首相の「商品券問題」です。3月3日の夜、首相公邸で、首相は、自民党衆院1期生15人との会食を行いました。石破事務所では、会食前に、参加議員の議員事務所に、商品券10万円分を「お土産代わり」として届けたというのです。石破首相は、過去にも、10回程度(首相の表現は、異なるが)商品券を渡していたと認めています。「違法性はない」と、本人は主張していますが、首相であっても、違法性の判断をするのは、無意味です。違法かどうかは、裁判所が判断することです。
15日の毎日新聞、5面の記事によると、自民党内では、商品券の配布が慣例になっていたようです。時の首相になった人物が、自民党や他の党の議員等に、「お土産」や「おしるし」として渡していたのでしょう。「慣例になっていた」とすれば、新しい首相が、配布しないと、「今度の首相は何もくれないな」という「批判」が、起こるかも知れません。まあ、いずれにしても、国会議員以外の国民から見れば、「問題の習慣」であり、批判されるのも当然のことです。問題は、これらの配布に、「内閣官房機密費」が使われていたかどうかです。自民党の内閣では、過去にも、この機密費が、背広代や商品券として使われていた例があり、さらに、この機密費は、領収証なども必要とされないものであり、むしろ、そうした使い方でもしなければ、逆に「使い道」がないわけです。石破首相が、「ポケットマネー」で、配布したと言っても、本当かどうかは分からないことになります。(したがって、「内閣官房機密費」自体が、やはり大きな問題(存在)であり、廃止するべきものだと思います。)
米国の二三年後の経済を見てみたいもの関税の跡
ともかくもガザウクライナ平穏にすればトランプ評価は高い
プーチンはつべこべ言って停戦を遅らせる気か冷酷非道
誰だったか露の高官が平和のため侵攻したと語っていたが
ゼレンスキー代わる人物いないだろ圧力に耐え祖国を救え
商品券慣例ならば石破でも配るだろうね党もおかしい
あにいもとなぜあなたらが支持されたユーチューバーも品性要す