23日の火曜日、午後3時ごろの写真です。吉見町の大沼という沼(または、湖)です。雨が降り出しそうで、やや暗かったです。久しぶりに行ってみました。

 私たちは、子供のころ、この沼を「百穴湖」と呼んでいました。でも、正式な名称は、「大沼」のようです。1961年、昭和36年のことです。私は、中学1年でした。学校が早く終わった日に、A君、K君、私の3人で、自転車で、 この湖の方に行きました。すると、一艘のボートがあるのに気づきました。誰もいません。そこで、乗ってみようかということになったのです。私は、手漕ぎボートには、乗ったことがなかったので、少し不安でした。いやだなあと思ったのですが、反対するのもどうかと思い、賛成することにしました。乗ってみると、怖くはないと思いました。だんだんと面白くなり、自分でも、オールで漕いでみました。私たちは、2時間くらい乗っていたと思います。そろそろ降りようかという時、男の人が目に入りました。降りてから、私たちがなんと言ったか、さすがに覚えていませんが、その人に、怒られたりはしませんでした。A君、K君とは、2年、3年と、組が違ったので、2年以降は、ほとんど遊ばなくなってしまいました。

 今回は、紅こうじの問題、海自ヘリ2機の墜落、大阪万博の3点について、書いてみます。いずれも、23日の毎日新聞の記事(社説を含む)を参考にさせてもらいます。

 まず、紅こうじのサプリメントの問題についてです。「小林製薬」という会社は、「製薬」がついているのに、薬品は、何もつくっていないそうですね。まず、会社名からして、疑問です。会社名については、国からの「基準」のようなものはないのでしょうか。まず、これが大問題です。「会社法」を見てみますと、第6条3項に、会社は、商号中に、「他の種類の会社と誤認されるおそれのある文字を用いてはならない」とありますが、これは、株式会社、有限会社、合資会社等のことで、薬を造っていないのに、「製薬」などといれるな、ということではないようです。この問題については、また、調べておきます。

 小林製薬(以下、同社と記述)の紅こうじサプリのひとつ、「コレステヘルプ」を見ると、悪玉コレステロールを減らす、LH比を下げる、と容器に書いてあります。これでは、その両方に効くのだなと、多くの人は考えます。そして、購入するようになるでしょう。そして、購入者、利用者から、死者5名、入院者延べ200名以上が出ることになったのです。同社は、「コレステヘルプ」の販売を中止しているのでしょうが、毎日の記事によると、健康被害の原因究明を進めている厚生労働省が、「想像以上に難しい作業」だと言い、まだ究明ができていないというのです。勿論、厚生労働省では、いくつかの大学にも、究明の依頼をしているのでしょうが、それでも、分からないようなのです。当初は、プべルル酸が、原因物質かと考えられたようですが、そう断定はできないようで、他の物質かもしれないと考えられているようです。「天下の厚生労働省」が、これでは困ります。同社への指導など、できないことになります。

( 注 LH比とは、悪玉コレステロールとよばれるLDLコレステロール値と、善玉コレステロールとよばれるHDLコレステロール値がどれだけあるかの「比」で、血管の状態を評価するための指標です。詳しくは、調べてみてください。)

 だいたい、現在は、消費者庁が管轄としているようですが、特定保健用食品、機能性表示食品等の基準にも大きな問題があると思います。前者については、消費者庁の審査、許可がありますから、まだ、ともかくとして、後者の食品では、消費者庁に届けるだけで、審査もなく、製造者任せになっています(ただし、中小の事業者には、事業の展開の上で、救いになっていることは、事実のようです)。それこそ、「得体の知れない食品」が販売される恐れもあるわけです。記事を見ると、厚生労働省内には、このような薬まがいの「食品全体に網をかけるのは、範囲が広すぎる。事業者は反発するだろう」などと、規制強化には慎重な声もあるというのです。ともかく、まず第一に、早く原因究明をしてもらいたいものです。他の大学等にも、究明に協力してもらうべきだと思います。

 少し、付記しておきますが、紅こうじサプリによって、「ファンコニー症候群」の患者が何人か出ているようです。この点についても、なぜ紅こうじサプリによって患者が出るのかも、まだ明確にはなっていないようです。

 次は、海自ヘリ2機の墜落についてです。ヘリコプターは、他国の潜水艦への対応の訓練をしていました。潜水艦は、昼でも夜でも関係なく航行するわけですから、ヘリの訓練も、昼間、夜間の両方の訓練が必要になるそうです。訓練中のヘリが、他のヘリと衝突などしないよう、「僚機間リンク」と呼ばれるシステムがあるそうですが、事故の時は、設定していなかったようです。そのために、また夜間という暗さのために、2機が衝突し、墜落してしまったのでしょう。墜落現場の海の深さは、約5500mくらいあるそうです。行方不明の7名の隊員も、発見されない心配さえあるようです。

 航空自衛隊の操縦者になる隊員などは、希望者もかなりいるようですが、戦闘機にしても、ヘリコプター等にしても、危険が伴うたいへんな任務だと思います。高校卒業者、防衛大学校や他大学の卒業者で、希望した隊員が、約2年間、操縦の訓練等をして、操縦者になっていくようですが、戦闘機などにしても、操縦をしたり、別の訓練をしたりするのでしょうから、たいへんなことと思います。また、自衛隊は、 マスコミ等からは、事故が多い、民家等への墜落の心配もある、自衛隊の組織に問題があるのではないか等々の批判を受けることになります。

 今では、日本国憲法にある『非武装、戦争放棄」(解釈はわかれますが)の考え方も、有名無実化し、自衛隊の存在も、簡単には否定できなくなっています。ですから、自衛隊が、日本の国の安全を守るために、様々な訓練をすることは、理解できます。しかし、自衛隊自体のため、またひとりひとりの隊員やその家族のためにも、任務中に死亡事故がたびたび起こらないようにしていかなければなりません。そのためには、自衛隊首脳以下、すべての隊員が、機器の知識、操作技術の向上等に努め、事故が起こらないようにしていくしかないと思います。

 最後は、大阪万博についてです。毎日新聞の23日の社説を読んでみても、最後のところは、「開催するのであれば、固定観念にとらわれず、新たな価値観と出会える場にすべきではないか」となっていますが、それも、今更、難しいことだなあという気がします。

 ともかく、大阪万博には、「否定的な条件が揃い過ぎた」という気がします。もともとは、安倍政権の時に、維新の橋下知事、松井市長らの意を受けて、政権が開催に合意したわけです。ところが、安倍氏は、首相を辞めた後で、殺されてしまいました。その後は、自民党からは、万博では、いいことは維新の手柄、悪いことは政府や与党のせいにされるという声も起こり、政府も距離を置いたようにも見えました。また、建築資材の高騰、建築業の労働者の不足等により、参加国のパビリオンの建築を引き受ける企業、業者等がなかなか決まらないこと、さらに、会場が、埋め立て地の「夢洲」であり、地盤が安定しないこと、交通のアクセスが悪いこと(鉄道は、敷かなければないこと、道路は少なく混雑すること)等々が重なりました。さらに、会場建設費が当初の1.9倍、運営費も当初の1.4倍となったこと、前売り入場券も、1400万枚の目標が、4月19日時点で155万枚しか売れていないこと、などもあります。さらに、参加を止める国もありました。また、木製の大規模な「リング」も、ただの「日除け」に近い「施設」なのに、予算がかかり過ぎています。

 また、会場が「夢洲」になったことについては、万博後には、カジノ施設等が建設されることになるのでしょうが、そんな狙いも兼ねて、「万博」が招致されていたようなもので、とんだ「ご都合主義」という気もします。 

膝痛も痛み止めなら分かるけどサプリ飲んでも治りはしない

これいいと有名人が言うサプリ「疑い深い」人も勧める

給与などいいのだろうが海自ヘリ墜落したらまず助からず

万博の本音は事後のカジノかなカジノできても客多くない

権限のないこと禁止することはできないだったら言うことないだろ

自民党企業献金政活費廃止にしたら党はつぶれる

黒よりも植がいいのか日銀はいずれにしても赤字は減らず

***  訂正とおわび

 「万博」の記事中、「鉄道を轢かなければ」とありましたが、「鉄道を敷かなければ」でなければ、いけません。訂正します。お詫び申し上げます。