上の2枚の写真は、神奈川県泰野市(はだのし)に住む叔母からもらったものです。2枚の写真の右下に年号、月が出ています。4月19日に写したもので、日本に住む方々には、少し前の時期のものになってしまいますが、外国の方々には、写真そのものを楽しんでいただけるかと思います。上の写真は、「箱根湿性花園」で、下は、「二宮駅隣の吾妻山にて」とあり、正面の雪をかぶった山は、勿論、富士山です。

 今回は、大学の学費問題、「つばさの党」による選挙妨害事件、サプリメント等の3点について書いてみたいと思います。

 文部科学省の諮問機関である「中央教育審議会」において、伊藤公平・慶応義塾長(慶応では、学長ではなく、塾長と呼ぶのですね)が、「国立大学は、学費を年間150万円にすべきだ」と主張したことにより、現在、大学の学費が、かなりの議論を呼ぶことになっています。まあ、伊藤氏は、私立大学の慶応義塾の長ですから、私立大学の「不利」をなくしたいために、国立大学も学費を値上げして、私立と同様にすべきだと言っているようにも取れます。(以下、私立大、国立大と書きます。)しかし、勿論、伊藤氏の主張は、日本を、日本の大学全体を考慮した上でのものであるとしています。5月8日の毎日新聞、8面の記事によると、国立大の標準学費は、53万5800円、私立大は、23年で、授業料の平均額が95万9205円となっているそうです。(学費と授業料と、違う語句が使われていますが、一応、同じものと考えます。)私立大では、かなり高いところもあるようですから、私立、国立と比べてみると、差があり過ぎるということにはなるでしょう。

 伊藤氏は、豊かな家庭でも、国立大に入ると、払うカネが少額で済む、払える家庭からは、もっととるべきだというような考えも入れて、国立大の授業料値上げを主張してもいるようです。

また、公立大学をめぐっては、新たな問題も起こっています。東京都、大阪府という、税収が豊かな都、府においては、公立大学の授業料を無償にする動きも出てきています。都では、今年度から、都立大学においては、授業料を無償(年収910万以下の家庭、都内在住者等の条件あり)としました。また大阪府においては、公立大学の無償化の所得制限を今年度から3年かけて撤廃するそうです。無償化できない他の道府県は、どう受け止めているでしょうか。

 まあ、あまりこのへんのことをごたごた並べても仕方がないので、私の考えを書いてしまいます。私は、大学とは、現行のように、入学試験を行い、大学の求める学力のある学生をとるべきだと思います。ただし、できれば、授業料は無料で、それが無理なら、なるべく低額で済むようにするべきだと思います。それでは、学生が、「得(とく)をしてしまう」という考えもあると思いますが、学生は、社会のため、国のためになっていくわけですから、国や社会としては、そうした大学を受け入れるべきだと思います。(ただ、現実的には、国立大でも、公立大学でも、ある程度の授業料をとることは、やむを得ないと思います。)そう考える私は、「私立大と同様な学費を取れ」という伊藤氏の主張には、賛成できません。

 日本においては、私立大も、国立大と同様、多くの人材を社会に送り出してきました。また、大学への進学者が急速に増えてきた平成、令和を考えれば、多くの私立大があってこそ、学生や社会の要求に応えられてきたわけです。ただし、私立大を運営する学校法人は、全くの「社会奉仕」のために運営しているわけではなく、「利益」を目指した運営であることも事実です。学費は、国立大と違って、運営上、高額になるのもやむを得ないし、当然のこととも思います。しかし、それゆえにこそ、時代の流れは、もろに運営を難しくしていくこともあります。日本の今後は、人口がどんどん減少していきます。学費の安い国立大、公立大だけで、「間に合って」しまうようになるかも知れません。とにかく、学費の高い私立大に行く学生が少なくなっていくことは事実でしょう。従って、私立大にとっては、存続を迫られるようになるかもしれません。それは、厳しいことではありますが、時代の流れの中で、やむを得ないことと言わなければなりません。

 また、奨学金についても、少し触れておきます。奨学金をもらわないと、大学や大学院へは行けないという学生も多いものです。従って、奨学金は、そうした学生のために役立っています。しかし、学生に限ったことではありませんが、誰でも、「返金」する時は、借りた時と変わって、返したくない、返すのはたいへんだ、という気になりがちです。奨学金の返金が、ずっしりと身にのしかかるという声もよく聞きます。ただし、原則として、借りたものは、返さなければなりません。後進の学生のためにも、計画的に返金をする努力をしていくべきだと思います。

 ただし、奨学金については、ある条件を満たせば、返済は、全額免除、半額免除という制度も必要です。現在も、職種によっては、就職し、一定期間の勤務をすれば、免除等が認められるものもあるようですが、そうした傾向を増やすことも、必要なことと思います。

 次は、「つばさの党」による選挙妨害事件についてです。4月の衆院東京15区補欠選挙において、この党は、候補者を擁立し、「選挙に臨んだ」ことになりましたが、すでに何度も報道され、批判されたように、他陣営への妨害行為が主目的かと思われるような行動を続けました。ある候補者やその陣営が街頭演説を行っている所へ行き、拡声器を使ってやじったり、「質問」をしたりしたようです。また、大音響を出し続け、候補者が演説を続けられないようにもしたようです。さらに、カーチェイスと称し、ある候補者の選挙カーを追いかけまわしたりしたというのです。そのうえ、その妨害行為等をSNSに投稿するということまで行っていました。

 警視庁にすれば、候補者を出している政党が行っていることであり、すぐに現行犯として逮捕するには、ためらいがあったのかも知れませんが、被害を受けたいくつかの候補者陣営から「被害届」が出されたこともあり、とうとう強制捜査を行い、17日に3人を逮捕することになりました。この党が、何を目指して、こんな違法行為を行ったのか分かりませんが、拡声器、大音響、カーチェイス等々、単なる犯罪行為を続けたわけですから、「民主主義」以前の愚行に過ぎず、逮捕は当然のことと思います。私は、いわゆる民主主義陣営を擁護する立場におり、警察等には、批判的なことが多いのですが、つばさの党に対しては、ただあきれるばかりです。

最後は、サプリメント等の問題です。私は、4月27日付のブログの中で、小林製薬は、薬を全く造っていないのに、「小林製薬」と名乗ることについて、問題はないのか、調べておくと書きました。調べてみると、法令等では、問題になら ないようだと思いました。それは、東京ディズニーランドが、千葉県にあるのに、「東京」と言っているのと同じようなもののようです。ただし、法令上、正しいかどうかは分かりません。

 サプリメントの問題に入りますが、毎日、朝日の両紙とも、17日の新聞にサプリ関係の記事がありました。ただし、毎日の方は、東大名誉教授の唐木英明氏に聞いた、「機能性表示食品」が悪いのか、という重厚な記事で、極めて多くの問題に応えるものでした。また、朝日の方は、子どもにサプリを飲ませることについてと言える記事でした。両方の記事を含めて、以下、私が書くのは、たいへんなことなのですが、ぜひ読んでいただきたいと思える問題ですので、書いていくことにします。

 サプリメントとは、英語では、supplement と書きます。補足物、追加物、栄養補給剤等という意味になります。まず、朝日では、子どもに飲ませることの是非が書かれています。簡単に言えば、子どもには飲ませない方がいいとなるようです。例としては。10歳の男児が藻類の一種スピルリナが入ったサプリメントによりアレルギー性肝機能障害、9歳の女児がDHA、EPAを含むものにより薬物性肝障害、2歳未満の3人の男児が、プルーンサプリメントと民間療法の併用で、重篤な栄養障害を起こした例が書かれています。ですから、子どもには、サプリメントを飲ませないで、「バランスの取れた食生活が基本」と考えるべきだとまとめられています。子供には、健全な食生活の形成が大切だということになるようです。素人の私でも、そう思います。

 また、毎日の方では、前述のように、様々な事項が盛だくさんに書かれていますが、まず、サプリメント等は、「いわゆる健康食品」となり、法令等では、全く規制などはされていないそうです。つまり、多くの会社が、商品として売り出すものが、すべて自由に市場に並べられることになります。そして、容器等には、「いい点」だけが書かれ、芸能人などはCMで、いい、いいというので、どんどん売れていくというようになります。ただの「食品」なのに、錠剤、カプセルなどになっていると、なんとなく効きそうな気にもなるかも知れません。

 健康食品には、4種類あり、トクホ、機能性表示食品、栄養機能食品の3種は、「食品表示法」で規制されていますが、前述のように、「いわゆる――――」だけは、規制なしというわけです。ただし、紅こうじサプリは、機能性に入るので、3種においても、健康被害は起こりうることになります。

 毎日新聞、朝日新聞の両社、東大名誉教授の唐木英明氏には、引用等をさせていただき、感謝申し上げますとともに、拙い引用によりご迷惑をおかけすることに対して、お詫び申し上げます。私の記述で、不明な点は、両社の新聞をお読みいただけたらと思います。

だんだんと入りやすくはなるけれど学生はまず学ばなくては

少子化はレベル低下の恐れあり学生たちにもっと厳しく

つばさとは飛ぶためのもの政党の名につけたって狙い分からず

右翼でも左翼でもない「政党」かそれでもかなり募金あるよう

カプセルや錠剤ならば効きそうと思う国民狙う企業は

CMはあくまで演技飲んでない「有名人」も頼まれて「いい」

どうせならうまいものだけ食べてれば効くはずのないサプリより増し