上の写真は、国連の安全保障理事会が行われているところを写したものです。例によって、ヤフーの写真を利用させてもらいます。よろしくお願いします。ただし、写真は、以前のものであり、現在行われている理事会ではありません。

 今回は、24日に行われた国連安全保障理事会、国連総会等を巡る各国の動き、イーロン・マスク氏による5つの報告、兵庫県の維新の県議による情報漏洩問題、滋賀医科大の元学生2名に対しての大阪高裁での無罪判決の4点について書いてみたいと思います。4点なので、それぞれあまり長くならないようにしたいと思います。

 まず、国連安保理を巡る各国の動きについてです。26日の毎日、讀賣、朝日の3紙を参考にさせてもらいます。安保理において、米国は、「ロシアとウクライナの紛争の迅速な終結」を求める決議を提出したそうです。理事国の15カ国のうち、10カ国が賛成、5カ国が棄権で、採択されたそうです。安保理で、ウクライナ状勢をめぐる決議が通ったのは初めてだそうです。

 この決議では、「紛争」となっていて、侵略とか全面侵攻とかとなっていないことが、問題になったそうです。棄権したフランスや英国は、「全面侵攻」などの言葉を入れる修正案を提案したりしたそうですが、通らなかったということです。米国は、なぜ「紛争」という言葉にしたのでしょうか。それは、侵略とか全面侵攻とすると、ロシアを非難していることになる、紛争ならば、ロシアとウクライナと、どちらも同じ扱いになるということだったようです。米国のトランプ大統領は、今や、ロシアへの思いが強まり、英国やフランスなどの同盟国、NATOの加盟国よりも、ロシアに傾いていると批判されるくらいになっています。侵攻を受けているウクライナには、あまり同情などもないようで、ゼレンスキー大統領を、独裁者と呼んでみたり、その上、今までの支援の代償として、レアアースの利権を譲れなどとも迫っています。まあ、トランプ大統領にすると、ロシアをあまり批判すると、停戦に応じてくれないのではないかと言う心配(自分が、評価されなくなる)があって、 「ロシアに甘い」のかも知れませんが、もしかすると、プーチン大統領やロシアの方が、「好き」なのかも知れません。私が何回か書いた「悪者同士」で、気が合うのかも知れません。これでは、ウクライナのように、直接、侵攻をされ、多数の人々が殺されている国では、「ロシアが悪くないというのか」と怒鳴りたくなることでしょう。まあ、それはともかくとして、ウクライナが、納得できる条件で、早く停戦が成立することを願うばかりですが。

 次は、イーロン・マスク氏の「5つの報告」についてです。22日の午後、マスクは、連邦政府の職員全員に、「先週、何をしたか、5つほど記入して、電子メールで送ってもらうことになる」と、Xに投稿したというのです。返信しない場合は、「辞職」希望とみなすとしたというのです。これには、さすがに、返信しなくてよいとした省が多かったようですが、返信するように指示した省もあったようです。マスクが、こんな「暴挙」を行ったのは、トランプが、「マスクはよい仕事をしているが、もっと積極的になってほしい」と、SNSに投稿したからであったようです。そして、各省などで、対応が分かれたことについては、「各省は、イーロンのことを対立的にとっているわけではない」と、トランプが釈明したというのです。日本の戦国時代で言えば、あまり賢くはない殿と家老とのやりとりのようで、まさに「噴飯物」と言うべきです。大国の大統領と、世界の億万長者とが、何やらやらかしているのでしょうが、連邦政府の職員にしたら、「やってられない」と嘆きたくなるでしょう。

 次は、兵庫県の「維新の会」の県会議員が、「NHKから国民を守る党」の立花孝志氏に、非公開情報等を流していた問題についてです。維新の会の岸口実、増山誠の2議員は、現在の兵庫県知事、斎藤元彦氏の当選を願っていたようです。そこで、いわゆる「2馬力選挙」を行っていた立花氏の演説等がかなりの支持を集めているような状況等を見て、斎藤氏の当選のためにかなり役立つのではないかと考えて、立花氏に情報を渡したのでしょう。私などは、埼玉県民ですが、立花氏の演説ぶりなどを見ると、かなりいいことを言っているなと感心する気にもなりました。ただ、百条委員会の委員長の自宅前での演説などは、問題だと思ったりしていましたが。

 立花氏の演説等が、斎藤氏の当選には、かなり役立ったのは、事実だと思います。ただ、110万人以上の票を得て当選したわけですから、最終的には、県民のかたがたの判断であり、「選挙への影響」については、云々できないと、私は思います。

 立花氏にしても、県会議員からの情報ですから、誰にもらったと言うつもりはなかったのでしょうが、誰かからもらわなければ語れない情報であったためと、また、立花氏自身の逮捕もささやかれていたこと等もあって、提供者名を明かすということになったのでしょう。ただ、極秘の約束のはずのものを、明かしてしまうのは、いくら「自由な活動の党」であっても、立花氏は、党首としては、信頼されないことになります。私は、維新の会の2議員については、その行動は、分かる気もします。ただ、結果的には、「事実が明らかになってしまう場合もある」わけで、政治家としては、慎重な判断が必要だったのかも知れないという気がします。  

 最後は、2024年12月18日に、大阪高等裁判所で出された元滋賀医科大学生2名に対する無罪判決についてです。私は、この判決については、新聞、テレビ、ネット等でも気づきませんでした。2月の25日に、ネットで目にして、「二人とも無罪になったのか」と驚きました。2名は、A男、B男として、書いていくことにします。A男、B男は、大津地裁の裁判で、それぞれ懲役5年、懲役2年6月の有罪判決(実刑)を受けていました。二人は、控訴していたわけです。

 事件は、22年3月15日夜~16日未明にかけて起こりました。同大学の男子学生3人が、別の大学の女子大生2名と「飲み会」をし、その後、C男の部屋で「二次会」を行うことにしたのです。3名の男は、女子大生Ⅹ女に性的な行為をしたり、その行為を録画したりしました。(Y女は、買い物に行ったりしたこともあって、ほとんど迫られなかったようです。)その結果、当時の刑法の、「強制性交等罪」として逮捕されました。C男は、2名とは別の裁判で、懲役5年6月の実刑判決を受け、現在は、服役しているそうです。ところが、A男、B男については、控訴審の大阪高裁で、無罪とされたのです。高裁は、二人については、X女からの「同意があった可能性を否定できない」として、強制性交等罪には問えないとし、無罪としたのです。X女は、午前1時過ぎには、Y女とともに、部屋を出ようとしたのですが、C男が、X女を捕まえ、帰させなかったようです(Y女は、帰れました)。つまり、X女は、その後も監禁されたような状態で、性的な行為等を迫られたことになります。どう考えても、男らに「同意を与える」はずがありません。ただ、抵抗すると、どうなるか分からないと思ったかも知れませんが、そうした場合は、同意ではなく、強制されたことになり、男らは、犯罪者となります。また、例えば、何もしなかった男がいたとしても、共同正犯となり、罪には問われます。事件後、X女は、録画の公開を恐れて、警察に訴えましたが、大阪高裁の控訴審では、性的な行為については、X女は、問題にしていないで、録画の公開阻止が、訴えの中心だった(被告2名の弁護士が主張したのでしょうが) などとされたりもしたようです。

 まあ、高裁にすれば、考えはあるはずですが、実に「とんでもない判決が出された」と言うしかありません。不当判決として、抗議する署名等が10万名以上の分、集まっているそうです。また、大阪の検察庁は、最高裁に上告したそうです。詳しいいきさつは、私も分かっていない状態ですが、大阪高裁の裁判官(3名か)は、何を思っての判決なのかと抗議したい心境です。大阪では、高等検察庁のトップが、庁内の女性検事を官舎に連れ込み、暴行するという事件がありました。今回は、高裁での「被害者無視の問題判決」です。風土的なものではないでしょうが、大阪の名が落ちないことを願います。

トランプのロシア寄りには困るねえプーチン何か贈っているのか

平和維持部隊の派遣反対とロシアが語る侵略のじゃま

イーロンはイーロンな案も出すけれどイーロン(異論)生むだけもうイーロンない

(Elon puts several ideas , but only creates controversy . So we don’t need him. )

イーロンに反対をする者いれば閣議の場から追い出すとトラ

ともかくも兵庫県政難しい何がなんだか分からない気も

連れ込んで部屋から出さず襲うのは強姦と言う同意あり得ず

医大生性犯罪に走るとは大阪高裁擁護するのか