何を写したものか、お分かりですか。稲刈りの済んだ田の写真です。緑のものは、稲を刈った後に、育った「ひこばえ」とか「ひつぢ」(古語)とか呼ばれるものです。いろいろな「姿」を見せているものは、藁(わら)です。今では、稲刈りは、ほとんどが、機械によって行われるので、写真のように、藁を残す農家は、ほとんどないのですが、この田んぼの所有者は、毎年、藁を残し、乾燥させています。何に使うのでしょうか。
今回は、世界の人々の71%が「権威主義」とされる国家に住むこと、石破首相率いる自民党や他の政党の衆院選の状況の2点について書いてみます。
初めは、世界の71%の人々が住むという「権威主義」の国々についてです。今は、この権威主義という用語が盛んに使われますが、私は、漠然とした表現という気がします。Wikipediaによれば、「政治学においては、権力を元首または政治組織(政党など)が独占して統治を行う政治思想や政治体制のことである」とされています。米国の政治学者のホアン・リンス(1926年~2013年)の提唱により、「権威主義」という用語が使われるようになったそうです。厳密に言うと、いくつかの概念があるそうですが、ここでは、「独裁・専制・全体」等の政治体制として考えたいと思います。
ヤフー上の「テレ朝NEWS」の記事によれば、「現在は、42カ国で権威主義化が進」んでいると言えるそうです。これらの国々には、約28億人が住んでいるそうです(権威主義の概念により、42カ国より多くなったり、少なくなったりします)。
どんな国々か、書かれていない記事が多いのですが、私が挙げるのであれば、ロシア、中国、北朝鮮、インド、イラン、ミャンマー、カンボジア、ベネズエラ、スーダン等々でしょう。ただし、アフリカには、スーダン以外にも、かなりの権威主義国家があると言われています。権威主義国家のいくつかの国々においては、政治体制に反対する人々に対しては、懲役刑、終身刑が課されたり、なかには、拷問、死刑が行われたり、暗殺、虐殺などが行われたりすることもあります。こうした国々では、反政府的な活動などは、よほどの覚悟がないと、行えないと言えるでしょう。
71%の人々が、そのような国々に住むというのですから、考えてみると、恐ろしくなる気がします。戦後の日本などは、民主的な国のようにも思えますが、警察署、刑務所、出入国在留管理庁等においては、拷問、虐待、虐待死、不審死等も起こった事実があり、言わば、「権力の怖さ」を感じさせられた歴史も、決して、なくはないのです。
現在の日本は、他国から、「権威主義国家」とは、言われないとは思いますが、この先、どうなって行くかは分かりません。子供たち、若い人たちには、日本の歴史や政治をしっかりと学び、決して「権威主義国家」にしないよう、お願いしたいと思います。
次は、石破首相が率いる自民党及び他の政党を含めての衆院選の状況についてです。ヤフーの右側に出て来る石破首相の衆院選のPR動画(写真?)についてです(いまは、中止されたようだ)が、あれで、自民党の票が増えるでしょうか。いろいろな表情の顔が次々と出てきて、文字もやはり次々と出てきます。67歳の男性の顔が次々出てきても、困るだけです。おまけに、石破氏の「いやな目付き」も、何度も出てきます。また、いわゆる「その筋」の人のように見え、恐怖感や不快感を感じさせる表情の時もあります。「好感度」という点からは、何点くらいになるのでしょうか。誰が企画したのか、もう少し、共感を得られるような動画にするべきでしょう。
石破氏は、安倍首相時代などには、「党内野党」とも言われていました。野党といっても、安倍首相などよりも、右寄り(?)の考えの持ち主だったようです。今回の衆院選では、もう出さなくなりましたが、アジア版NATOだとか、核兵器を米国と共有するとか、持論としても、「過激な」主張の持ち主と言えるでしょう。
いわゆる「裏金議員」に対して、非公認とか比例との重複を認めないとかは、衆院選用の戦術なのでしょうか。それとも、旧安倍派への「報復」なのでしょうか。まあ、実際は、半半というところでしょうが、同じ党員に対しての「非情」は、私にとっては、感心でもあり、驚きでもあります。自民党は過半数を取れないとか、自公でも過半数を取れないとか言われていますが、さて、27日は、どういう結果が出るでしょうか。新聞社、テレビ局、出版社等の「選挙結果予測」を参考にしながら、さらに選挙結果がどうなるかについて、書きたいと思います。
今回の衆議院議員選挙は、10月15日に公示され、27日が投票日となりました。新内閣は、発足してすぐに衆議院を解散しました。これは、何回か書きましたが、自民党にとっては、多くの裏金議員の発覚、旧統一教会との癒着、政策活動費の問題、派閥問題等々のため、予算委員会等も行わないで、すぐに衆院選にもちこんだ方が、選挙結果がよくなるはずだという思惑のためだったのでしょう。言わば、「国民が分からないうちに、選挙を行ってしまおう」と考えたのです。この「解散」についてですが、石破首相は、元来は、安易な早期解散には反対する姿勢であったのに、他の自民党首脳のいいなりになって、あっさり決めてしまいました。この件に対しては、特に野党から、「変節」と批判されています。また、上述したアジア版NATO、日米での核兵器共有等の持論も、まずいと見ると、すぐに封印したことも変節の一例です。また、日本共産党が、「しんぶん赤旗」において、自民党が、非公認の候補者が支部長をしている自民党支部に、活動費として2000万円を送ったことを批判すると、送ったこと自体が問題なのに、それを棚上げして、「逆切れ」したということですが、まさに首相風(かぜ)を吹かせた、反省のない姿勢を示したことになります。こんな変節、姿勢等を知った国民は、石破氏の首相としての資質に疑問を感じるようになることも確かでしょう。
また、現在の日本の暮らしを見ると、物価、住宅価格、子育て費用・教育費用等々が高騰しています。毎日の暮らしさえ、成り立たなくなっていると嘆く家庭も増えています。こうした中で、衆議院選挙が行われるとなれば、国民の中では、現政権への不満や批判が高まってきているのは、当然とも言えることでしょう。(勿論、政治には無関心な人々も、当然いて、生活が苦しくても、投票をしない人も多いのです。今回の選挙においても、40%弱の人々は、投票をしないと思います。)
そうした状況の中で、新聞社、テレビ局、出版社等々の選挙の予測、予想が出されています。自民党は、200議席を割りそう、立憲民主党は150議席に届きそう、国民民主党は倍増の14議席以上になりそう、などとされています。日本維新の会、公明党は、どちらも、何議席か減らしそう、とされ、共産党、社民党は、現状維持くらいかとされています。(他の諸党派については、略します。)
マスコミは、営業の上でも、できるだけ「当たる予測」を目指します。戦後で見ても、社によっては、70年以上も、選挙について、報道してきていますし、大学等の協力も得て、より「当たる予測」にと努力している社もあります。そのようなマスコミ各社が、ほぼ同じような予測をしているのですから、日本の社会も、そういう結果を出すことになるでしょう。(また、国民の側も、そうした予測を見聞きすると、予測通りの動きをするようになりがちです。)
*** 以前のブログ内で、「政策活動費」とすべきところを、「政治活動費」としていたことが
ありました。お詫びいたします。 ***
(付記)前回のブログで、日本のプロ野球のセ・リーグ、ファイナルステージにおいて、DeNAが、巨人に4勝し、日本シリーズに進むだろうと書いたのですが、6戦めまでもつれ、私は、DeNAは、勝てないかなという気にもなりました。しかし、DeNAが、苦戦しながらも、6戦めで、3対2で勝ったので、私の「予想」が当たったことになりました。このプロ野球のような、二者択一の簡単な予想でも、当てるのがやっとという状態ですから、競馬、競艇、サッカーくじ等々の予想など、いかに難しいかがよく分かる気がします。
プーチンや習近平が末永く支配する国住む人たちは
独裁も国内ならばまだましか世界で縦横無尽の国も
米国も所詮ユダヤの国なのさ何をしようと擁護続ける
政党も浮き沈みなど必要さ特に長あい政権党は
一票はすぐに社会を変えられずされど変えるはその一票さ
政権は各一票が生きぬよう選挙制度をたびたび変える
検察のトップが愚かな犯罪か身を持ち示すことはないだろ