早春の田園風景というところです。写真の左側、土手のような所の木々は、桜の木です。今年は、桜が咲くのが、近年としては、遅いようなので、もう何日かしないと咲かないようです。次の週のブログでは、桜の写真を何枚か載せたいと思っています(勿論、咲いたらですが)。

 今回は、米国が行う輸入車全て、および関連部品への25%の追加関税について、旧統一教会への解散を命じる東京地裁の判決について、「マイナ免許証」の開始についての3点について書いてみます。長くなりますが、ぜひ最後まで読んでいただきたいと思います。

 まず、25%の追加関税についてです。トランプ大統領は、26日に、追加関税の布告に署名したそうです。自動車は、4月3日、部品は5月3日から発動するそうです。トランプ氏は、この追加関税の発動によって、米国への自動車の輸入が次第に減り、米国内での自動車生産が増える、そして自動車産業の米国人の労働者が増えることなどを狙っているようですが、簡単に実現しないだろうと、されています。他国の自動車生産企業が、米国内に土地を確保し、工場を建て、労働者を雇い、生産を開始するには、4年はかかると見られています。勿論、トランプ氏の任期は終わってしまいますし、それほどの期間をかけて、米国生産を目指す企業は、まず、ないでしょう。また、すでに米国内で操業している企業にしても、工場等を拡大する気はないでしょう。ですから、「米国内での生産台数を増やす狙い」は、まず実現しないでしょう。また、関税は、米国政府の収入となりますが、トランプ大統領は、「関税は、米国への車の輸出国が払う」と勘違いしているのではないかと言う声もあるようで、困ったものと言う気もします。米国への車の輸入では、米国内の輸入業者が、27.5%の関税を払うことになります。輸入業者は、米国内の車の販売にあたっては、当然、関税分以上の額だけ、高い値段をつけることになるでしょう。28日の毎日新聞、3面の記事によると、「米国の新車価格は、今後、3000から1万ドル上がる試算もある」と言うことで、たいへんな値上がりになるかも知れません。これでは、トランプ大統領の狙いとは逆に、「トランプは、何をやっているんだ」という批判、非難が高まるかも知れません。

 日本政府などは、米国に、「日本は、関税の除外にしてくれ」と頼んでいるようですが、米国だって、日本だけ除外するわけには、いかないでしょう。あわてることはありません。もっとも、政府は、当事者ではありませんが、自動車会社にしても、しばらくは、「米国での販売台数は減る」ようであっても、成り行きを見守っていれば、「トランプ策」は、破綻することになるでしょう。(まあ、私の予測などは、当てにはならないかも知れませんが。)

 次に、行きます。東京地裁は、25日、旧統一教会(現 世界平和統一家庭連合)に対して、宗教法人法に基づく解散命令の決定を出しました。ただし、旧統一教会は、控訴するとしていますので、すぐに解散することにはなりません。控訴審の東京高裁において、地裁の決定が維持されれば、旧統一教会の解散、清算手続きが始まるそうです(以下、新聞等にならい、「教団」として、書くことにします)。

 この教団は、Wikipedia によれば、韓国において、1954年5月1日に、文鮮明によって設立されたということです(日本では、1964年7月16日に設立)。一応、キリスト教系の新宗教とされていますが、韓国においては、キリスト教の異端で、似非(えせ)宗教とみなされているそうです。そして、多くの国においても、監視と規制の対象になっているようです。

 教団の経典である原理講論が完成したのは、1966年だそうですが、本来は、文鮮明の発言そのものが教義とされ、全615巻(そんなにあるの)が出版されているそうです。この原理講論では、日本は、韓国人や韓国のキリスト教を過酷に弾圧したため、「サタン(悪魔)側の国」とされているそうです。また、韓国は、イエス・キリストが再臨する地であり、韓民族は、選民であるとされているそうです。文教祖の恨(ハン)を晴らすのは、「日本を韓国の植民地にすること、天皇を自分(文鮮明)にひれ伏させること」としているそうです。日本国内の教団は、「韓国支配」になっており、韓国人幹部が日本の教会を統制しています。地方組織においても、そうなっています。教団では、悪の行為であっても、神のためであれば、善の行為と考えられるとしています。例えば、霊感商法で、壺、印鑑、多宝塔、朝鮮人参濃縮液等を、極めて高価で買わせても、当然のことであるとしています。日本人の信者には、家なども含めて、全財産を教団に献上させ、金目のものがなくなれば、サラ金等から借金をさせてでも、献金させるという方針をとっています。日本人は、サタン側の国民であり、苦しもうが、自殺しようが、一切構わないということなのでしょう。例えば、安倍元首相を暗殺した犯人の家庭では、母親が、8千万円以上を教団に献金したため、家庭が破綻したなどと、犯人が語っています。

 教団は、日本において、国際勝共連合を設立するなどして、右翼勢力や自民党政権にも近寄り、日本での基盤を固めていきました。右翼の笹川良一、岸信介首相などとの関係も深めていきました。その癒着ぶりは、つい最近も残っていたわけであり、衆議院、参議院選挙等においては、各地の自民党候補者の選挙事務所に、教団の人員が、やって来て、電話かけの手伝いなどをしていたのです。

 文鮮明は、2012年9月3日に死去しました。教団は、文の妻、韓鶴子を指導者としました。この韓鶴子は、渡米した折、ラスベガスのカジノ等で、何億ものカネを賭けて、遊んでいたそうです。日本人から搾り取ったカネをまさに湯水のように使っていたのです。そのことを知った日本の信者などは、苦労して集めた金が、そんな使われ方をされていることを知って、ショックを受けていたそうです。死んだ文鮮明にしても、妻の韓鶴子にしても、宗教団体の代表、指導者であったわけですが、カジノの件を考えてみたりすると、「うまいことを言って、カネを巻き上げているだけ」の人間なのかなと言う気もします。普通の人間に過ぎない男が、神と名乗ったのか、または神の子と名乗ったのか知りませんが、韓国と日本を利用して、私腹を肥やしただけではないのか、などと私は思っています。

 最後は、マイナカードが「運転免許証」としても使われるようになったことについてです。3月24日から始まったそうです。ヤフーに配信されたTBS  NEWS を参考にさせてもらいます。

 その説明のような記事を書く前に、私は、日本のマイナカードの「出現」について、つくづくあきれています。こんなことなら、マイナカードなど作るべきではなかった、と言いたくなります。保険証を兼ねることについては、まだ「混乱」が少ないと思いますが、運転免許証としての役割を知ると、とても一国の政府のやることではないと思います。免許証の代わりにならないじゃないかと、私は、言いたいのです。以下、NEWSを参考に問題点を見ていきます。24日以降は、免許証の持ち方が、3通りになります。「マイナ免許証だけ」、「従来の免許証だけ」、「両方(2枚持ち)」です。

 マイナ免許証では、住所が変わった場合、役所に届けるだけで、警察への届けは不要。免許更新時の講習は、「優良」と「一般」は、オンラインで、24時間、いつでも受けられる。違反などある人は、警察か免許センター等で、従来通り、講習を受ける。また、視力検査、写真は、やはり警察か免許センターで、となる。また、マイナ免許証では、レンタカーの会社によっては、車を借りられなくなる。借りられる会社もある。また、外国に行って、車を運転する場合になっても、マイナ免許証では、国際免許の手続きができないことになる。マイナ免許証は、日本国だけで、ほかの国では、実施されていないそう。また、マイナ免許証を紛失した場合、役所と警察署と、2か所での手続きが必要になる。

 以上のようになります。また、マイナカードを早くに作った人は、更新が迫っている場合もあるそうです。そういう人は、カードの更新を終えてから、免許証にするならする方がよいそうです。カードを更新すると、免許証の更新も必要になると言うことでしょう。

 このマイナ免許証についての記事は、外国の読者の方々には、不要ですよね。早くに断っておくべきでした。読んでしまった方は、日本の政府の「政策」について、「どうなっているのか」と思われることでしょう。日本の政府は、日本人ひとりひとりに「マイナンバー」をつけて、税金の納入、国や県等からの金銭の支給等の場合、間違いがないようにしようとしたのです。保険証や免許証を一緒にすれば、国民が、「便利だと思うはずだ」と考えたのです。私は、以前のブログで書きましたが、ある学者でしたか、1枚のカードを、様々な働きができるようにすれば、便利にはならず、混乱することが増え、不便になるだけだ、と語っていました。日本国民は、「きちんと税金を取られて、不便な思いをする」ことになるのです。

関税は輸入業者が払うのだ輸出業者は払いはしない

関税は他国が払うわけじゃない米国内のカネ動くだけ

米国で売られる車高くなるトランプ批判高まるだけか

神だぞと振る舞いカネを集めては経典作り豪遊したり

「神」死んだ後はその妻神のごと振る舞うなんていい気なもんだ

マイナカード考えたのは誰なのだまさに浅慮だ名乗り出るべき

保険証機能のために閉院を強いられた医師恨みは深し