


前回に次いで、足利フラワーパークの写真を3枚載せてみました。同じようなものかと思われる方(かた)も、おいででしょうが。
今回は、ドイツの政治、経済の現状、イスラエルによるヨルダン川西岸地区での残虐行為、日本の福島原発のデブリの処理、の3点について書いてみたいと思います。
まず、ドイツについてです。ドイツについては、サッカーのワールドカップ等では、触れたことがありますが、政治や経済等では、初めて書くことになると思います。6日に、フリードリヒ・メルツ氏が、新首相に就任しました。キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の党首で、首相になったわけですが、社会民主党(SPD)との連立内閣となります。しかも、CDU・CSUは、中道右派であり、SPDは、中道左派だというのです。移民・難民等についての対策では、異なる点もあるようです。おまけに、1回目の首相選出投票では、過半数を確保できず、再投票(戦後のドイツでは初のこと)になっていました。中道と言っても、右派と左派では、上記の例だけではなく、様々な違いがあるはずです。難しい政権運営が、新首相には、求められることになるでしょう。
総選挙で、第2党になっていたのは、極右とされる「ドイツのための選択肢(AfD)」でした(SPDは、第3党でした)。AfDの共同党首、ワイデル氏は、メルツ首相が、1回目の投票では過半数を得られなかったことについて、「いかに脆弱な基盤にあることか」と強く批判したそうです。このAfDは、総選挙においても、20.8%もの支持を得ている政党であり、メルツ首相も、「極右だから」と軽視することもできません。
さらに、いわゆる欧州、ヨーロッパにおいても、EUやNATOの運営等について、ドイツは、フランスと並び、リーダー国になることが求められます。ロシアのウクライナ侵攻、米国のトランプ大統領の関税政策などに対しても、メルツ新首相は、NATO、EUを的確に導いていくことが必要です。
ドイツを、経済面からみると、一昨年、昨年とマイナス成長に陥っていました。しかし、対米国貿易で見ると、ドイツは、大幅な黒字で、米国からは、批判を受けていたそうです。ですから、その点でも、トランプ大統領にどう対処していくかも、問われることになります。ドイツの経済の弱点は、エネルギー源不足とされています。原油、天然ガスなどの埋蔵は、ないのでしょう。輸入するしかないのです。ウクライナ侵攻後も、ロシアから原油、天然ガス等を目立たないように購入していましたが、それも、2027年からですか、不可能になるようです(EUの方針による)。どうやって、経済政策を進めるのか、難しい課題に迫られます。
次は、ヨルダン川西岸地区でのイスラエル人やイスラエル軍による残虐行為についてです。5月6日の讀賣新聞6面の記事、wikipediaの「ヨルダン川西岸地区」の記述その他を参考にします。西岸地区は、1948年の第一次中東戦争の後半に、ヨルダンによって占領されました。しかし、第三次中東戦争によって、イスラエル軍が占領することになりました。その後、1974年にヨルダンは、統治権を放棄したそうです。そして、1993年にイスラエルのラビン首相、パレスチナ解放機構(PLO)のアラファト議長による「オスロ合意」によって、ヨルダン川西岸地区は、ガザ地区と共に、「パレスチナ自治区」となりました。しかし、西岸地区は、面積の60%以上がイスラエルの軍事支配下に置かれ、常に厳しく監視されていたそうです。
イスラエルは、「イスラエル側の安全のため」という理由で、巨大な隔離壁を建設し始めました。イスラエルは、勝手に壁を増やし、パレスチナ自治区を飛び地状態にしていきました。そして、パレスチナの人々は、学校や職場、病院、自分の畑などに行けないようにされていきました。勿論、意図的なものであったようで、パレスチナ人の追い出し、イスラエル人による入植地を増やしやすくしようという意図があったのでしょう。国際司法裁判所は、この壁に対して、国際法違反としましたが、イスラエルは、従いませんでした。
そして、その後は、入植地等を次々に増やしていきました。パレスチナ人は、果樹園、羊の飼育、畑作等を行っていたようですが、水の確保が難しい土地であり、少ない湧水池などは、貴重なものでした。しかし、イスラエル人は、覆面をした強盗、暴漢となり果樹園、畑作等の妨害、羊盗み、湧水池の破壊等を行いました。パレスチナ人の生活手段を破壊し、住み続けることができないようにしようとしたのです。パレスチナ人が、抵抗すれば当然のように、そして無抵抗であっても、男性は、殺されることが多かったのです。強盗や殺人を行っても、警察は、動きません。言わば、国家のお抱えの強盗犯、殺人犯なのです。こうして、多くのパレスチナ人が殺され、追い出されていったのです。
イスラエル人は、こうした行為を平然と実行し、それを知っている老人や婦女子も、何も言わないのでしょう。入植地に家を建て、結婚し、子供を育てていくのでしょうか。恐るべき国家であり、極めて残虐な人種であると言わなければなりません。ガザでの空爆、地上攻撃でもそうですが、世界中の人々からの反対、非難等もなんとも思わず、平然と殺人を重ねていきます。イスラエル人は、まさに呪われた人種と言えます。世界中に住むユダヤ人やユダヤ系の人は、何も思わないのでしょうか。(私の批判は、極めて正当なものです。「反ユダヤ主義」どころではありません。今までのユダヤ人批判によって、私は、多くのブログ読者を失いましたが、全く、後悔はしていません。人間として、許されない行為に対しては、徹底的に批判していきます。)
最後は、福島原発のデブリの処理についてです。8日の讀賣新聞、8面の記事を参考にさせてもらいます。記事から分かる、デブリについての情報をまとめておきます。福島第一原発内の1号機、2号機、3号機の3基で、格納容器内の核燃料が、下の圧力容器まで、溶けて落ちました。そして、コンクリート片など、他の物質と混じって、デブリとなりました(格納容器に残っている核燃料もあるようです)。このデブリは、放射線が強く、人間が近づけば、まもなく死んでしまうとされています。デブリの量は、合計で、約880トンとされています。
東電では、2号機内のデブリの実験的な取り出しを行いました。1回目が、24年11月7日、2回目が25年4月23日に行われました。難しい作業であり、取り出したデブリは、1回目が約0.7g、2回目が0.2gです。僅かな量ですが、東電では、デブリの状態等を知る上で、大いに参考になるとしています。そして、30年代初頭から「本格的な取り出し」を行い、41年から51年で、「廃炉完了」にしたいとしています。
しかし、讀賣の記事でも書かれていますが、「880t」とは、実は、たいへんな量なのです。1tは1000㎏であり、880tは880000㎏です。廃炉期の残り26年で、デブリを全て取り出すとすれば、「毎日約90kg」取り出す必要があるというのです。こうしたことからも、東電の廃炉計画には無理がある、計画を考え直すべきだという学者たちの意見も出されています。また、デブリをすべて取り出すのは、事実上不可能だと言う学者もいます。その学者は、チェルノブイリのように、コンクリートなどで覆ってしまい、放射線が弱くなるまで待つ(100年から200年か)べきだと語っています。
いずれにしても、とんでもない原発事故になってしまいました。私は、都内の東電の施設に何十年も前に行ったことがありますが、コンパニオンの女性たちが、「原発は絶対安全です」と言っていたことが、今でも頭に残っています。
中道の左派と右派でも対立は起こらないかも政権党だし
AfDドイツの極右心配だナチスみたいにならぬとしても
被差別の過去はあるけどユダヤ人今は空爆大量殺人
西岸の強盗そして殺人は政府の指示でやってるみたいだ
廃炉などできないだろう石棺で覆うにしても地震津波が
想定を超えた津波であったけど原発あまりに備えなさすぎ
東電の責任確かでも国の原発対策甘すぎたのだ