17日の午後、埼玉県鴻巣市(こうのすし)の荒川沿いのコスモスを見に行きました。妻と私、それから飼い犬のララ(柴犬・雌・6歳)とです。写真をたくさん写しましたが、やはり望遠レンズがないとなとか、土手の上から写すのだったかなとか、あとで思いました。2枚目の写真の犬が、ララです。

 今回は、米国の大統領選、中国による台湾包囲の軍事演習、日本の大学・大学生の減少化の3点について書きたいと思います。3点とも、16、17日の朝日新聞の社説、記事を参考にさせてもらいます。

 まず、米国の大統領選挙についてです。イスラエルへの支援を、今なお続ける米国の姿勢を見ていると、私は、ハリスにしても、トランプにしても、どちらが勝利しても、あまり「関係ないな」という気になります。民主党が勝とうが、共和党が勝とうが、世界情勢の上では、変わらないだろうと思ってしまいます。第2次世界大戦後の世界では、米国は、朝鮮戦争、ベトナム戦争、イラク戦争、アフガニスタン戦争などに関わってきました。それらのいずれの戦争においても、米国は、相手国に激しい攻撃を加えてきました。朝鮮戦争においては、時代的な背景もあり、それほどの打撃は与えなかったようですが、他の3戦争では、相手国に重大な打撃を与え続けました。しかし、それでも、勝利したとは言えない状態のままで、停戦、終戦などを決め、米国は撤退してきたのです。また、私は、このブログで、何回も書きましたが、米国は、NATOの一員として、ロシアのウクライナ侵攻を許さないために起ちあがるかと思っていましたが、結局、何の動きもせずに、ロシアの侵攻を許してしまいました。  

 米国は、第2次世界大戦では、日本に対して、戦争の最終局面では。2つの原子爆弾を投下し、日本の息の根を止めました。しかし、上記のように、それ以後は、米国は、多くの国にとって、「当てにならない大国」になってしまったのです。

 現在の大統領選挙においては、トランプの言動のせいもありますが、トランプ、ハリスの「戦い」は、低次元の「論争」になりがちで、大国の「大統領選挙」とは思えないほどです。朝日新聞16日、17日の「混迷を歩く」という大統領選の記事でも、ヒスパニック系のかつての移民が、現在の生活を守るため、今後の「不法移民」を米国に入れるなという主張をしていることが書かれています。まあ、一般の国民は、「自分の生活が第一」ですから、「かつての移民」の主張も、分かる気はしますが、やはり「自己本位」、「自分勝手」という気がしてしまいます。

 トランプは、何カ国かの国を「屋外便所のような国々」と呼んだそうですが、そのような「下劣な人物」が、二大政党の一方の大統領候補だと言うのですから、米国の現状は、その程度の状態になっているのだと受け止められても、反論できないと思います。大統領選挙の一面に触れただけの記述になってしまいました(敬称略)。

 次は、中国による「台湾包囲の軍事演習」についてです。朝日新聞は、17日の社説で採り上げています。香港の「中国化」にしても、そうですが、香港において、中国系の人員によって、「様々な弾圧」が行われる様子を見ていると、中国はひどい、共産主義の国って、こんなにひどいことをするのかと思ってしまいます。(これは、「共産主義思想」のためではなく、実際に「社会主義革命」を行ったいくつかの国に、独裁や圧政が生じたための現象というべきだと思います。)

 中国の「台湾包囲の軍事演習」について、「対立を煽る(あおる)」、「他国の信頼を損なう」から、「慎め」というのは、当然のことであり、中国は、「慎むべき」なのですが、慎まないのが、現在の習近平主席の方針です。中国は、「台湾は、中国の一部であり、解放するために武力の行使も排除しない」と表明しています。ですから、中国は、すぐにでも、台湾に侵攻し、現政権を倒し、「中国化」を図りたいわけです。

 なぜ、中国がそうしないかと言うと、米国が「台湾問題は、平和的解決以外は承知しない」とし、実際には、中国の武力行使を許さない、としているからです。現在のバイデン大統領も、もし中国の武力行使があれば、すぐに対応する、武力でストップさせるという主旨の見解を出しているそうです。ただ、米国は、「対応」については、具体的な方針は示さず、意図的にあいまいにする「あいまい戦略」を採っているそうです。その方が、中国に対して、「恐怖感」を与えられるということでしょう。また、米国には、「台湾関係法」という法律があり、台湾を「支援」することは、国の義務のようなものになっているそうです。

 まあ、米国が、このような姿勢を示しているわけですから、習主席も、武力侵攻に踏み切ることはないでしょうが、ロシアのウクライナ侵攻を見ているだけに、侵攻があり得ないとは言えないでしょう。その意味でも、ロシアの侵攻は、「悪の見本」になってしまいました。

 最後は、日本の私立大学において、定員割れが増えていることについてです。この問題も、朝日新聞が、17日の社説で採り上げています。社説によれば、「全国では、59%にあたる354の私大で定員割れ」が起こっているそうです。また、文部科学省では、定員割れの度合により、「就学支援制度」をストップする措置までとると言うことです。

 少子化が進み、大学への進学者の数値そのものが減少しています。ですから、難関大学が多い国立大学や公立大学にも、以前よりは合格し易くなってきています。また、私立大学においても、難関と言われる大学や学部への合格も、以前より易しくなってきています。そうなると、授業料が、私大よりは安い国公立大学やいわゆる有名私大への進学者が増え、他の私大への入学者が減っていくことになります。これは、経済学的な面から考えても、やむを得ない現象と言えるでしょう。デパートやスーパーなども、地方都市においては、人口減少に伴い、閉店とするケースが増えています(大都市圏でもそうですが)。私立大学においても、入学者が減ってくれば、やがては、閉鎖するしか対処法はないことになるでしょう。閉鎖は、大学の設立者等、教職員、学生、関係家族等々にとって、深刻な問題になりますが、時代的、経済的に、どうにもならないことというしかないようです。せめて、文部科学省、都道府県等々は、閉鎖する私大に対して、できる限りの対応をしてほしいものです。寂しい時代になったという思いにとらわれます。 

(付記)日本のプロ野球の「ファイナルステージ」、セリーグのDeNA対巨人戦には、驚いています。私も、最近は、プロ野球中継は、ずっとは見ないで、時々テレビをつけて見るようにしています。ずっと見ると、疲れるし、時間の無駄にもなるし。そんな私の感想ですので、申しわけありませんが、少しだけ書いてみます。DeNAと巨人の戦力を比べると、順位に現れたように、巨人の方が上だと思います。私は、巨人よりDeNAの方が、中学生のころから好きですが(DeNAは、大洋、横浜などでした)、日本シリーズを考えると、対ソフトバンクには、巨人の方が、おもしろいかなと思っていたのです。でも、もうDeNAの勝ちでしょう。巨人も、3連勝は無理ですね。セ・リーグの優勝を決めたころの巨人は強いと思ったけど、3連敗は、どうかと思います。監督の評価も、下がってしまいますね。

 他をけなす時のトランプ本当に下劣な奴と思ってしまう

 ハリスにはロシア中国よりイラン警戒すべき国に見えるか

 習主席いつまで上に留まるか台湾までも手柄と狙う

 包囲して軍事演習するなんて最大級のいじめ作戦

 中国が侵攻しても米国は手は出せないか出さぬままかも

 大学も実のところはピンキリさ学生来なきゃ閉鎖しかない

 打てなくちゃ巨人も勝てず打てるよう指導するのが監督コーチ